<3次元測量業務> 1.業務内容

 

 

お客様の建物を「3Dレーザースキャナー測量」し、成果として点群データを納品します。

 

また、上記の点群データを用いて、お客様の建物の「床や壁の傾斜量」を計測します。

 

 

<実施の意義>

 

■建物の傾斜が疑われ問題化したケースで、傾斜の有無とその程度について、居住者および施⼯者間の⾒解が異なる場合があります。 これは、特別に繊細な⽅が感知する微少な傾斜については、施⼯者にとって⽔平復元⼯事の費⽤負担が困難なために⽣じるトラブルです。 ※傾きと健康被害との関係は、事項「ご参考」をご覧ください。

 

■本サービスは、利益が相反する両者に、網羅的・定量的な成果を報告する事で、問題解決のための公平な機会の創出を⽀援します。(※1)

 

■また、竣⼯時期のほか必要に応じた追加測量の実施により、「対象建物の⽔平性」を把握・管理する客観資料になり得ます。

 

■具体的には、竣⼯後のアフターメンテナンス調査や、不動産デューデリジェンスの1項⽬としての採⽤が考えられます。

 

※1:壁⾯移動量の計測は、内閣府『災害に係る住家の被害認定基準運⽤指針』における計測⼿法を、踏襲しています。

 

<建物の傾きによる健康被害(ご参考)>

 

建築勾配3/1000(0.17度):瑕疵は、ほぼ無い。

建築勾配5/1000(0.29度):傾斜を感じる。

建築勾配8/1000(0.46度):傾斜に対して強い意識、苦情の多発。

建築勾配10/1000(0.6度):めまいや頭痛が⽣じて⽔平復元⼯事を⾏わざる

              を得ない。

建築勾配35/1000(1.9度):めまい、頭痛、はきけ、⾷欲不振などの⽐較

              的重い症状。

 

※本サービスで使⽤する測量機器の傾斜精度は、建築勾配0.087/1000(0.005度)です。

 

<参考⽂献>

⽇本建築学会 住まい・まちづくり⽀援建築会議 情報事業部会 『復旧/復興⽀援WG「液状化被害の基礎知識」』

http://news-sv.aij.or.jp/shien/s2/ekijouka/health/index.html

 

 

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